こころコロコロ

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映画「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」 ちょっとズレた感想

昨日は、映画「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」を鑑賞。
今日は、テレビ朝日「題名のない音楽会」で、パガニーニを鑑賞。
これもなにかの縁と思い、こうしてブログを書いています。

恥ずかしながら、パガニーニについてはまったく知らず、映画を見る前に動画サイトで演奏を聴いた程度。
どこまでが本当で、どこまでが演出なのか、わからないので、あくまでも映画の感想として書きますね。

映画は、放蕩の限りをつくす天才バイオリニストが、凄腕マネージャーによって有名になり、真実の愛に目覚めるという話。
映画なので、パガニーニはかなりのイケメンです。


映画の内容について

イケメンというのは、たいてい女たらしです。
放っておいても女が寄ってきます。
真実の愛に目覚めるべきではないのです。

にもかかわらず、イケメンはあつかましくも愛します。
それも、まだ16才の少女を。

内容はあまりおもしろくありません。
話のテンポが悪いせいか、途中から、ながら見してました。
が、ひとたび演奏がはじまると、目と耳が釘付けになります。

魔性の超絶技巧を繰り出すバイオリニストが、イケメンなんです。
これほど若いオネエチャンたち、人々を熱狂させるものはありません。
いやいはや恐れ入りました。

真実の愛

もうひとつの見どころは、イケメンと少女が、音楽を通して心を寄せ合っていく場面。
最初、この少女はイケメンを「ハンサム気取りのうぬぼれ屋」と毛嫌いします。

その通り。近寄らないほうがいいよ、と忠告したくなります。
でも映画なので、そうはいきません。

なんといっても感動的なのは、少女の歌に合わせて、ギター伴奏のように、ひかえめにバイオリンを弾くシーン。

こんな弾き方あり?
少女の声に寄り添うように、やわらかく包みこむように…

どんな超絶技巧よりも伝わってくるものがあります。
ふたりが奏でる音楽は、春風が吹き抜けるようなあたたかみで満ちています。

おっ、このイケメン本気じゃないの。
少女を見つめる目の優しいこと。初めて恋した少年のようにキラキラで。

いい加減、だらしない生活はやめなさい。
ここでまた無駄な忠告をしたくなります。

パガニーニの終わり

放蕩+天才+イケメンとくれば、お約束の末路をたどります。破滅という最終ステージに向かって、ひたすら突き進むのです。

それでいいんです。
放蕩三昧のイケメンが、最後は幸せに暮らしました。
なんて話は聞いたことがありません。
もし、そんな展開だったら、すっくと立ち上がり叫ぶでしょう。

違うわぁっっ!

イケメンには破滅が似合う。破滅がきてもイケメンは負けません。
最後の最後まであがいて、あがきまくって、そして音楽だけが残る…
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